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Duplicity でファイルサーバをバックアップする
前回 BackupPC でバックアップを取得する で BackupPC を使ってみました。
複数クライアントのバックアップを取得でき、バックアップ対象にエージェントが不要など便利なのですが、 VPS 等のVMインスタンスが必要となるのが不便な点です。 NAS等の大容量プールをバックアップする際、それだけ大容量なブロックストレージをアタッチしなければなりません。 安価に構築する手法としてオブジェクトストレージをVMでマウントする方法も有りますが、それでは LUKS 等を利用できないので、バックアップソフトウェアで暗号化を担保する必要も有ります。 (前回の BackupPC では LUKS 上に構築しています)
今回は、ファイルサーバに Duplicity をインストールし、オブジェクトストレージ Backblaze B2 Cloud Storage にバックアップしようと思います。
Duplicity: https://duplicity.gitlab.io/duplicity-web/
Backblaze B2 Cloud Storage: https://www.backblaze.com/b2/cloud-storage.html
Duplicity の主な特徴
- OSS の CLI バックアップソフトウェア(Ubuntu の 標準 GUI バックアップツールである Deja Dup のバックエンド)
- GnuPG を用いた暗号化及び、署名による改竄検知が可能
- 各種オブジェクトストレージ、クラウドストレージサービス、scp、WebDAV 等をサポート
BackupPC でバックアップを取得する
OSS の BackupPC を用いると、 Linux, macOS, Microsoft Windows のファイルレベルのバックアップをエージェントレスで取得できます。 WebUI から複数ユーザで利用する事ができ、重複排除及び圧縮、世代管理など、コンピュータのバックアップには十分な機能だと思います。 今回は、サーバ及びバックアップ対象のクライアント、どちらも Debian を用い、プロトコルとして rsync を用います。
https://backuppc.github.io/backuppc/
BackupPC の主な特徴
- NFS, rsync, smb, ftp 等が利用でき、エージェントレスで実行できる。
- データ圧縮及び、単一もしくは複数コンピュータ間でのデータ重複排除。
- WebUI から複数ユーザで利用する事ができる。(今回は管理ユーザのみ利用する)
- 電子メールでの各種通知。
- Perl 製