自宅ネットワークにFreeRADIUSによるEAP-TLSを導入した
自宅の無線LANにおけるセキュリティ向上の為、WPA2 Enterprise EAP-TLSを導入したので、構築記録として残しておきます。
個人宅における無線LANのニーズは高まっており、スマートフォンはもちろんの事、電子書籍リーダーやスマートスピーカーなど、私の自宅でも数多くの無線LANクライアントが存在します。これまではWPA2-PSK(AES)を使っており、つまりPre-Shared Keyを設定していたわけですが、ネットワーク構成の見直しと同時にEAP-TLSとする事にしました。
なお、EAP-TLSに対応していないデバイスも有るため、これらはセキュリティが低いとして、別ネットワークに収容してWPA2-PSKを利用できるSSIDを吹く事にしました。 合わせてメインネットワークに接続できる端末のセキュリティ要件を定義し、これを満たさないデバイスも別ネットワークに収容し、メインネットワークとはファイアウォールで遮断しました。例えば、私個人以外にも管理権限の有る職場のテレワーク端末や、SecureBoot及びストレージ暗号化を実施していないクライアント端末などです。
今回は、Raspberry Pi 3を利用し、Debian GNU/Linux bullseye及び、FreeRAIUSを用いました。
ETS2運行記録簿 2021年10月
今月から、ETS2という、ドライビングシミュレーションゲームの録画をYouTubeにアップロードしてまとめる事にしました。 長らく触っておらず、これからリハビリしようと思っています。
10月24日から1440p(WQHD)にしましたが、私が使っているマシンのi7-4770, GeForce GTX 1060では厳しいようです。 得に、最後の動画の前半で雨が降っているのですが、フレームレートが落ちているのが分かりやすいです...
Euro Truck Simulator 2 2021 10 02 Part.01
7年ぶりにメインPCを買い替えた話
今まで Haswell (第4世代Intel Coreプロセッサ) のマシンを使っていたのですが、Rocket Lake (第11世代Intel Coreプロセッサ) のマシンに買い変えました。Arch Linux + i3-wm という軽量な環境を利用しているので、性能の観点から買い替えの必要が逼迫していたわけでは有りませんでした。ただし、大きめのコードをコンパイルする時や、NVIDIA + Nouveau の動作安定性などの観点からストレスは有ったので、性能向上とIntel iGPUへの変更を兼ねてリプレースする事としました。
ddコマンドによるpartial readとデータ破損について
dd(1) はブロックデバイスを読み書きする際に非常に便利で、ストレージ装置のバックアップやクローン作成、データ消去などに利用します。その際に(i)bs=[bytes]とcount=[count]で読み込みブロックサイズと個数を指定できますが、ddコマンドと、内部で利用される read(2) の特性を把握しておかなければ、部分的な読み出しにより、期待した出力が得られない事があります。通常は警告が表示されますが、バックアップやクローン用途で使っておりスクリプトで実行している場合、気が付かなければデータ破損に繋がります。
ここではデータ破損と表現していますが、入力と出力がブロック単位で同一とならない事象が発生するものであり、入力データが破損するものでは有りません。
Linux workstation をセットアップした記録 Part.1
久し振りにLinux workstationとしてArch Linuxをセットアップしたので記録を残しておきます。 Part.1 として、OSのインストールまでを実施します。
以前から引き継ぐポイントや重要視した事
- UEFI GPT boot とする。
- UEFI GPT boot に必要な ESP (EFIシステムパーティション) 以外は、/boot も含めて LUKS にて暗号化を実施する。
- ESP に設置するファイルに関しては、UEFI Secure Boot を用いる事で改竄検知の対策とする。
Dell P2720DC ComfortView を ddcutil で制御する
昨年、ディスプレイ故障によりDell製の27インチWQHDディスプレイP2720DC x2に買い替えたのですが、ComfortViewというバックライトや発色を優しくするプリセットモードが有り利用していました。いわゆるムービーモードやゲームモードと同様にOSDにて設定できる表示モードの1つなのですが、最近はコンソール以外に動画等も見る機会が増えたので、標準とComfortViewを容易に切り替えられる事が望ましくなったためスクリプトを組みました。