Posts
ddコマンドによるpartial readとデータ破損について
dd(1) はブロックデバイスを読み書きする際に非常に便利で、ストレージ装置のバックアップやクローン作成、データ消去などに利用します。その際に(i)bs=[bytes]とcount=[count]で読み込みブロックサイズと個数を指定できますが、ddコマンドと、内部で利用される read(2) の特性を把握しておかなければ、部分的な読み出しにより、期待した出力が得られない事があります。通常は警告が表示されますが、バックアップやクローン用途で使っておりスクリプトで実行している場合、気が付かなければデータ破損に繋がります。
ここではデータ破損と表現していますが、入力と出力がブロック単位で同一とならない事象が発生するものであり、入力データが破損するものでは有りません。
Posts
Linux workstation をセットアップした記録 Part.1
久し振りにLinux workstationとしてArch Linuxをセットアップしたので記録を残しておきます。 Part.1 として、OSのインストールまでを実施します。
以前から引き継ぐポイントや重要視した事
- UEFI GPT boot とする。
- UEFI GPT boot に必要な ESP (EFIシステムパーティション) 以外は、/boot も含めて LUKS にて暗号化を実施する。
- ESP に設置するファイルに関しては、UEFI Secure Boot を用いる事で改竄検知の対策とする。
Posts
Dell P2720DC ComfortView を ddcutil で制御する
昨年、ディスプレイ故障によりDell製の27インチWQHDディスプレイP2720DC x2に買い替えたのですが、ComfortViewというバックライトや発色を優しくするプリセットモードが有り利用していました。いわゆるムービーモードやゲームモードと同様にOSDにて設定できる表示モードの1つなのですが、最近はコンソール以外に動画等も見る機会が増えたので、標準とComfortViewを容易に切り替えられる事が望ましくなったためスクリプトを組みました。